痩せたとわかる位痩せよう

風呂から上がって、鏡に自分の裸をうつす。若いころの面影はなく、ぜい肉ばかりが目立つ。こんな体に誰がした、俺がしたと思って笑うしかない。だが、このまま放置したのでは笑っていられない。一念発起して本格的ダイエットを決意する。それは誰が見ても痩せたと感じる位痩せるという事だ。一応ダイエットに関する本を買ってきて研究し、参考にする。食事は玄米、菜食。蛋白質は畑の牛肉といわれる大豆蛋白で、動物性蛋白質は魚少々というところだ。どこかのジムに通って、適度に体を動かし、汗をかくのが良いのだが、費用を考えると逡巡してしまう。ジムにきれいなインストラクターでもいればおじさんは嬉しいが、ジョギングで代用することにする。さらなる代用として酵素ドリンクによるダイエットをはじめてみることにした。夕食を酵素ドリンクに置き換えるというものだ。なかなか厳しいが頑張ってみようと思う。酵素ドリンクが飲めずに苦しくなったら鏡の前に行って自分を映し出す。1ヵ月もすれば効果が出てきて、最近痩せましたなんて聞かれるようになる。その言葉を励みに一層減量に突き進む。人間不思議なもので、ある一線を越えると、連鎖反応的につぎつぎと良い方向にむかう。食事が苦でなくなり、ジョギングの距離が伸びてゆく。体が軽くなっているから走れる。こうなるとしめたもので、目標達成までのゴールは近い。皆にスリムになった私を見せつけてやろう。